のれんを選ぶときに重要なのがデザインで、
これも目的によっても違いますし、店でなくて
部屋に使うなら自分の好みや部屋にあったテイストで
選ぶことも出来ます。

例えば、部屋だと無地・和風・北欧風などが人気です。
和風は日本の伝統的工芸品の藍染や、桜や松など
四季を感じられる植物が描かれているものが向いてます。

柄や色だけでなく素材や生地の質感も和の雰囲気を
演出してくれ、素材や生地の味わいを大切にするなら
無地も向いてます。

無地のれんの風合い

ナチュラル感が好きなら北欧風で、色合いや柄が
いい感じにシンプルで暖かくて柔らかい雰囲気を
演出し、ナチュラルなテイストが好みの時におすすめです。

柄も動物や植物など自然の物も多く、木目調の壁や
インテリアとの相性もいいです。

無地ののれんはシンプルで部屋やインテリアにも
なじみやすくて、取り付ける場所を選ぶことがありません。

無地は生地の織り込みや質感を確認出来るので、
生地本来の風合いを楽しめます。

麻の素材だと独特の風合いが魅力で、無地のデザインがおすすめで
無地の暖簾を選ぶなら色や質感に拘ることで個性も出せます。

店の場合ののれんだと、文字も重要でやデザイン文字、
ロゴマークなども入れられます。

太めの書体を使うことでより強くはっきりした印象になり
細い書体を使うと、繊細ですっきりした印象になります。
暖簾全体や店のイメージにあわせて書体を選ぶのがコツです。

書体の違い

京都のれんの縫製は一枚ずつ丁寧に製作

京都のれんでは一枚ずつ丁寧に手での製作を行っていて、
世界に一枚しかない絵師の手描きや無地を中心に扱っています。

雰囲気を変えたいときや冬の寒さを防いでくれ、
夏の暑い日差しから守ってくれたりと、一枚でも
使い方次第で雰囲気づくりやブランディング、
エコにも色々な使い方が出来ます。

京都のれんの縫製の仕方は、上部は棒を通すように
加工し、縫い方で関東風と関西風の呼び方があります。

関東風だと棒を通すための輪を縫い付けて、
関西風は上部を袋縫いをして棒を通します。

地域によって決まっているわけではないので、どちらでも選べます。

関東風は上部分に棒を通すための輪を縫い付けて、
チギレやチチと呼んでいて、横幅に応じて数ヵ所取り付けますが
左右の端と割れ目の真上につけると綺麗に掛けることが出来ます。

輪の大きさは棒の太さにあわせて作ります。
関西風は筒状に縫って棒などを通す方法で、
加工がしやすくてコスト面で有利となります。

横にずれにくい利点もあって袋の大きさは取り付ける棒の太さに合わせます。

割れ目の深さも自由に指定出来て、実用性や全体のバランスを考えたら
全体の2/3くらいの深さが一般的で、文字がかかると読みにくいので
これを避けて文字にかからないように全体のデザインも工夫出来ます。

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